キャンプ初心者が一番失敗しやすいのが「寝袋選び」です。
僕もかつては夏に使うような薄手のシュラフで秋ごろのキャンプに挑んだことがあったのですが、山の冷え込みが想像以上に大きく、
寒すぎて夜に撤収して帰宅したことがあります。(山の寒暖差をなめてました笑)
この記事では、そんな失敗を防ぐために
初心者におすすめの寝袋と選び方をわかりやすく解説します。
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シュラフ(寝袋)選びでよくある悩み
マミー型?封筒型?寝袋の形はどっちがいいの?

シュラフ(寝袋)には大きく分けてマミー型と封筒型があります。特徴は以下の通りです。
【マミー型】
足から頭部まで包まれているタイプ。人の形に合わせて作られているので密着感があり熱が逃げにくい
メリット
全身が包まれる形状のため、体温からの熱が逃げにくい。
デメリット
窮屈感や寝返りを打つときに鬱陶しさを感じる。
【封筒型】
封筒のように長方形で上部1辺が開口部になっているタイプ。布団のような使い方ができる。
・メリット
中も比較的幅広いため、寝返りが容易で開口部から腕を出してスマホや読書がしやすい。
・デメリット
開口部からの冷気の侵入しやすく、寒さを感じやすい場合がある。
じゃあ結局どっちがいいの?
結論としては、最初は「封筒型」を買った方がいいです。
なぜか?
それは、普段寝る環境とのギャップを抑えるためです。
私も店員時代に寝袋の接客もやってましたが、冬キャンプや登山泊をする人など、外で寝るにはあまりにも厳しい環境下で使う人が買うことが多い印象でした。
逆に「これからキャンプやります、ファミリーキャンプで使いたいです」という人がマミー型を試すと、「あったかいけどちょっとキツイ、、、」といった感想が多かったです。
3シーズンの寒さの厳しいところでない限り、正直適正な温度の寝袋を選べばどっちの型であってもそこまで違いはありません。
むしろ、「シュラフで寝ながらスマホで動画見たい」、「ゆっくり本が読みたい」といったことが普段がマミー型だと腕を出すことができない(腕を出すのにファスナーを開けなければいけない)ので不快感を感じやすいです。
また寝心地も環境も普段の生活とガラッと変わるので、うまく寝付けない原因にもなります。ちなみに私はマミー型しか持っていませんが、横向きでスマホを触ることが多いのでそのたびに地味にストレスを感じてます。
そのためキャンプの環境に慣れていない方や布団のような寝心地で寝たい人には、私は封筒型をお勧めしています。
3シーズン(春~秋)で使えるの寝袋の適温は??
結論としては、快適温度5℃程度のものが使いやすいです。
春秋のある程度の寒さに耐えることができますし、天候の条件によっては夏も標高の高いキャンプ場や、日が昇るころの一番冷えるタイミングで活躍してくれます。一年の半分以上の時期をカバーできるものになるので1つ持っておくと非常に便利です。
また夏や暖かい時期に絞ってキャンプをやるのであれば、10℃~15℃でも大丈夫です。近年では暑さ寒さがはっきりしてるから春夏、秋冬の2シーズンで分けた方がいいのかも?
あとはどの時期でもブランケットや上着を持っておくと、ある程度調整も効くので準備しておくと良いでしょう。
中綿は化繊?ダウン?どっちがいい??
最初に使うなら断然化繊がいいです。個人的な感想も含めてざっくり特徴を説明すると、
・化繊は繊維自体が熱を帯びてるイメージ
・ダウンは人から熱をもらって保持してくれるイメージ
中綿が違うだけで入った時の温まり方や感じ方も結構変わってきます。
【化繊】
メリット
・安い(5,000円~)
・入った瞬間すぐ暖かさを感じる
デメリット
・快適温度が低くなるほど、収納サイズが大きくなりがち
・製品によっては収納袋に入れるのが結構大変
【ダウン】
メリット
・熱の保持が化繊より得意(熱が逃げにくい)
・軽い
・収納がコンパクトで、たたまなくても収納できる
デメリット
・結構高い(3万円~)
・中が温まるまで時間がかかる(薄着のほうがダウンの機能を活かしやすい)
同じスペックのものでも、ダウンは化繊3~5倍くらい値段が変わるので、コストパフォーマンスを考えると化繊のほうがいいといえるでしょう。ただし、サイズが大きくなりがちなのでコンパクトに済ませたいのであれば、後々ダウンを購入することも検討しておきましょう。
1個目におすすめの寝袋3選
以上を踏まえて私がオススメしたい1個目の寝袋は、
・封筒型
・快適温度が5度程度
・中綿が化繊
上記3つの条件を満たすものになります。店員時代によく売れていたオススメ3つを紹介します。
※なお基本「シングルサイズ」の使用を想定したものになります。
スノーピーク 「SSシングル」

メーカー価格:6,600円
キャンプを始めると必ずと言っていいほど耳にするブランド、「スノーピーク」。
スノーピークといえば「値段が高い」という印象を持たれがちですが、エントリー向けの道具やテントもあったりします。こちらは春夏の2シーズンですが、ブランケットや薄手のインナーシュラフと組み合わせることで、秋口も使うことができるでしょう。色がシンプルで、個人的には家でも使いたいぐらい好きですね(笑)
【特徴】
・快適温度13℃、下限温度5℃
・肌触りがよくて快適、寝返りで耳障りな寝袋の「シャカシャカ音」が少ない
・四角形の形をしているので、収納すれば枕やクッションのように使うことも◎
デメリット
・秋口使うには少し対策が必要(湯たんぽ、厚着、薄手の寝袋を重ねるなど)
こんな人にオススメ
・寝袋の肌触り、シャカシャカ音が気になる人
・スノーピークの製品が欲しい初心者の人
・一人暮らしや来客用で使いたい人
コールマン パフォーマーⅢ/C5

メーカー価格6,380円
コールマンの定番エントリーシュラフです。「C5」というのは快適温度5℃を表していて、同じモデルでも「C10」、「C15」と使いたいシーンに合わせてスペックを選ぶことができます。
【特徴】
・快適温度5℃で使えてコスパ◎
・生地の噛みつきを軽減してくれるジッパーがついているので開け閉めがストレスフリー
・同じモデル2つでジッパー連結が可能、ダブルサイズで使える
デメリット
ポリエステル系のツルツルした素材の肌触りが気になる人は向いてないかも
こんな人にオススメ
・コスパの良い寝袋が欲しい人
・2個使いでお子さんとダブルサイズで一緒に寝たいファミリー
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ

メーカー価格:15,950円
「1年通して使える寝袋はないの?」
をレイヤー化することで解決した、いわばパワータイプのような寝袋になります。
寝袋の組み合わせ方により、夏の暑い時期にも、冬の寒さにもこれ一つ対応することができます。
こちらは冬も使える4シーズン対応モデルになります。
【特徴】
・3つのレイヤの組み合わせにより快適温度を12℃~-5℃まで調節可能
・同じモデル2つでジッパー連結が可能、ダブルサイズで使える
・生地の噛みつきを軽減してくれるジッパーがついているので開け閉めがストレスフリー
デメリット
・収納サイズがめちゃくちゃ大きくて重い(3泊分できそうなボストンバッグサイズ)
・値段も少し高い(機能を考えると妥当かも)
こんな人にオススメ
・調整できるオールシーズン対応の寝袋が欲しい人
・荷物の大きさが気にならない人
元店員のおすすめはこれだ!
結論としては、スノーピークの「SSシングル」、コールマンの「パフォーマーⅢ/C5」のどちらかお勧めします。どっちがいいか悩む方は、
・春夏(4~9月頃)にキャンプをする予定の人
・肌触りの良さ、入った時の心地よさを求めてる人
・収納時もクッションとして使いたい人
・シンプルなデザインが好きな人
→スノーピークの「SSシングル」
・春夏秋(4~11月中旬頃)にキャンプをする予定の人
・コスパ重視の人
→コールマンの「パフォーマーⅢ/C5」
で選ぶといいでしょう。
「デザインは好きだけどスペックが…」
とお悩みの方、安心してください。
基本的に寝袋は重ねるほど快適温度は下がっていきますので、工夫次第で使うことができます。
個人的にはSSシングルの落ち着いたカラーが好きなので、秋に使うなら
「SSシングル+インナーシュラフや毛布などでレイヤー化」
で快適温度を底上げして使います。インナーシュラフやその他便利なギアについては別で解説していきます。
紹介した3つのスペック表を作りましたので参考にしてみてください。
| 商品名 | 使用時サイズ | 収納時サイズ | 重さ | 快適温度 | 下限温度 |
|---|---|---|---|---|---|
| スノーピーク SSシングル | 約196×78cm | 約49×38×20cm | 約1.7kg | 13 ℃ | 5℃ |
| コールマン パフォーマーⅢ/C5 | 約190×80cm | 約24×41cm | 約1.4kg | 5℃以上 | – |
| コールマン マルチスリーピングバッグ | 約200×90cm | 約52×29×38cm | 約4.9kg | -5~12℃ | – |
まとめ
初心者が初めて寝袋を選ぶ際は、普段家で寝る環境とのギャップをなるべく減らすことが重要です。
キャンプでの睡眠の質は次の日のアウトドア活動に響きます。お店で試しながら自分に合った寝袋を買いましょう。
以下の記事ではキャンプギアの選び方を初心者向けに解説しています。こちらも併せて読めば道具の選び方がはっきりしてくると思います。




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